新車販売台数が先細り
2016年に生産を終えた
CBR600RRですが、

中古バイクを見てみると
まだまだ値段は落ちておらず、

欲しいと思っている
潜在ユーザーは多いのかな?
と思えます。

2003年に発売が開始され、

車体形式が変わるモデルチェンジは
2007年のPC37型から
PC40型への一度だけですが、

調べてみると
マイナーチェンジ度に
ビッグマイナーチェンジともいえる
進化をどんどんしている
バイクでした。

CBR600RR PC37 PC40

 

90年代はCBRの600ってツアラーだったよ

私も600ccのCBRには
乗っていましたが、
スチールフレーム時代の
CBR600F(PC25型 F3)でしたw

すごくよくできたバイクでしたが、
その当時はよくできすぎていて
「面白みがないなぁ」

とすぐに売却してしまいましたw

パワーは十分にあって
車体はそこそこ軽く
カウル付きで
ポジションんもキツくない
という
オールラウンダーだったと思います。

CBR600RR 1

By Steve Parker from Ash Vale, UK CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

 

その後CBR600Fは
アルミフレームの
F4にモデルチェンジし、

2000年代に入ってからは
フューエルインジェクションを
装備したF4iへと進化。

F4iになってからは
それまで陸続きの一体型だった
タンデムシートが
セパレートになったりと

見た目にも
一気にスポーツ性を高めました。

2001年のヴァレンティーノ・ロッシ
GP500 チャンピオンを記念して

限定発売された
ナストロ・アズーロカラーモデル
がかっこよかったなぁ。

 

SSになったCBR600RR

2003年に発売された
CBRの600の名前には『RR』
が与えられ、

CBR600RR(PC37型)
が誕生します。

ちょうどこの頃レースの世界でも
GP500はMotoGPとなり、

ホンダは2サイクル500ccの
NSRから
4サイクル990ccのRC211V
へと変更。

CBR600RR 2

▲RC211V By Rikita  [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

 

フレーム構造や
ユニットプロリンクサスペンションの採用、
そしてセンターアップマフラーなど
同時期に開発された
CBR600RRには
そのRC211Vの考えや
構造が多く採用されており、

まさに
スーパースポーツと呼べる
バイクへと進化を
とげたのです。

そのためか見た目も
RC211Vにかなり近いデザイン
となっています。

エンジンについても
13000rpmへとピークパワーを
高回転域にもっていき、

かつての
スーパーバイクレプリカ750クラス
と同等の
119ps を発生しています。

高回転型エンジンの
CBR600Rが
トンネルに突入した時の音が甲高くて、

これがカッコイイんだわw

 

足回りが前期・後期で大きく違うPC37

CBR600RRの初期型となる
PC37型は

軽量化を狙った為か
フロントフォークは
φ45mmの正立フォーク。

倒立フォークをなぜか嫌う
ホンダらしいですねw

リアサスペンションには
RC211Vと同じメインフレームに
サスペンション荷重をかけないことで、
車体全体がサスペンションの影響を
受けにくくなる
ユニットプロリンクサスペンション
を備えます。

CBR600RR 3

▲CBR600RR PC37前期

 

しかし、その2年後
兄貴分のCBR1000RR
販売好調の影響からか

フロントフォークは
倒立フォークに変更されます。

と同時に
ラジアルマウントの
フロントブレーキキャリパー
をも装着して、
イッキに豪華装備になりました。

見えにくい部分では
リアサスの
ユニットプロリンクサス
のリンク構造変更も
受けています。

CBR600RR 4

▲CBR600RR PC37後期 By Brett Levin from Parkland, USA CC BY 2.0 via Wikimedia Commons

 

電子制御化が進んだPC40

2007年エンジン・フレームなど
すべてを刷新して、
フロントカウルの
大きなラムエアインテークダクトが
特徴的なPC40へとモデルチェンジ

CBR600RR 5

▲CBR600RR PC40前期 By PekePON GFDL  CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

コンパクト設計と
4ピースフルダイキャストによる
フレームの軽量化、

カウルの大幅な重量軽減など
PC37後期と比べて
約7kgも軽量化。

装備重量187kg
という当時クラス最軽量を誇る
600SSが誕生しました。

さらには

フロントブレーキマスターシリンダーは
ラジアルポンプ式
が奢られ、

電子制御式ステアリングダンパー
である『HESD(ホンダ エレクトロニック ステアリング ダンパー)』
も採用されています。

2009年のマイナーチェンジは
見た目ではほとんどわかりませんが、
国内向け仕様の
メーカー自主規制が解かれ、

69ps / 11500rpmから
78ps / 12000rpmと
9psも最高出力
がアップしています。

そして注目したいのが、
ABSモデルに設定された

電子制御式 コンバインドABS
(ABS付前後連動ブレーキ)

コンバインドABSは
ブレーキを理想的な前後配分で
前後のブレーキを効かせて、

タイヤをロックさせずに
ブレーキング、ストップ
させることができる
スーパースポーツバイク用の
電子制御式
ブレーキシステムです。

つまり、

フロントブレーキをかけすぎて
ロックしてしまいそうと

コンピュータが判断した時に
リアブレーキをかけて
バランスをとり、

安全な急制動を
してくれるというものです。

CBR600RR 6

▲CBR600RR ABS PC40中期 By PekePON CC BY-SA 4.0via Wikimedia Commons

 

連動ブレーキと聞くと、
峠道などを走る場合などは
リアブレーキだけを
効かせたいシーンを思い浮かべて、

わずらわしい装置だな
と考える人もいるでしょう。

しかし、

このコンバインドABSなら
大丈夫。

リアブレーキのABSが
反応するようなところまでは
リアブレーキだけを
独立して使用することができ、

バイクの速度や姿勢を
コントロールすることも
可能なのです。

そして 2013年、
現在の最終型となる
マイナーチェンジが行われます。

見た目は
空力を向上させるため
カウルが大幅変更。

また、
ホイールデザインも
変更されています。

フロントには

ビッグ・ピストン・フロントフォークを採用

ストローク初期でのスムーズさと
減衰力のすばやい立ち上がりを可能とし、
安定感のあるハンドリングと
ブレーキングを向上させています。

CBR600RR 7

▲CBR600RR PC40後期 By Nicholas Gemini CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

 

CBR600RR GooBikeでみる中古バイク価格は?

冒頭でも言いましたが
PC37型モデルでも50万~60万円と、

まだまだ人気があって
価格は下がっていません。

どうしても
CBR1000RRと
見比べてしまいがちなので
ちょっと
割高にも感じちゃいますね。

中でもPC37型後期の
モビスターカラーや
PC40前期型の
コニカミノルタカラーなどは
特に状態の良い物であれば
100万円以上の
値をつけているものもあります。

CBR600RR 8

By Missile shot GFDL  CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

最終型のレプソルカラーも
今後中古市場では
値段の上がる可能性はありますね。

(2017年12月現在)

ホンダ CBR600RRの価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)

またがってみればわかりますが
CBR600RRの軽さは圧倒的です。

やはり、
この軽さによる運動性能や
取り回しの良さが
CBR1000RRに劣らない
人気の秘密なのでしょう。

 やっぱり国内仕様、逆輸入仕様で価格差

やはりCBR1000RRと
同様に国内仕様と逆輸入仕様で
最終型でも

最高出力は

  • フルパワー:119PS / 12600rpm
  • 国内仕様:78PS / 12000rpm

最大トルクは

  • フルパワー:6.2kg-m / 11250rpm
  • 国内仕様:5.3kg-m / 10000rpm

馬力、トルク共に差が大きい為、
価格差が10~20万円の差が
出てしまっています。

国内仕様をベースに
設定変更や改造をした、

いわゆるセミフルパワー仕様などを
購入する場合は、

信頼のおけるバイクショップで
きちんとアフターフォロー
してもらえるようにしましょう。

かっこいいレーシングカラーの
バリエーションも多い
CBR600RRでした。

うーん、気になる!

バイクの乗換えを考えている人は
バイク王で
評判・口コミよりも高く売る方法

を試してみて下さい。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。