NIKEN ナイケン インプレ 大型LMWは転ばない？

バイクに乗っている人なら
これには一度くらい
乗ってみたいと思うでしょう。

ヤマハ NIKEN（ナイケン）

レンタル819年間会員
マイガレ倶楽部で
レンタル開始されていたので
早速レンタルしてみました。

NIKENは転倒する！？

マイガレ倶楽部の予約画面は
まめにチェックしているつもりですが
なかなか一番乗りは難しいものです。

今回のNIKENも
一番乗りかと思いましたが
どうやら二番目だった様です。

一番乗りを狙うのは
新車気分を味わいたい
というわけではなく、
ブログ用に写真を撮りたい私にとって
転倒などで傷が入る前の
きれいな車体を撮りたい
というのが理由です。

しかし今回のNIKENは
ヤマハがころばないバイクを
目指して開発した
「LMWテクノロジー」
を採用したバイクです。

なので順番が二番でも
転倒による傷はないだろう・・・

と、思ったら
コケ傷あるやん！ｗ

お店によると
結構ダメージは大きかったようで
立ちゴケのレベルではなかったそう。

NIKENが自立せず
立ちゴケもありうるというのは
事前情報で知っていましたが
走行中の転倒についても
過信は禁物のようです。

これは気を付けて乗らねば・・・
[blogcard url=”https://ride-write.com/entry/2018/05/04/100305″]

信号待ちがちょっとツライ

見た目のインパクトが強いNIKENは
信号待ちでも注目の的になります。

ここはクールな雰囲気を
装っていたいですよね。

しかしNIKENにいざ乗ってみると
足つきは悪く、
身長176cmでも両足べったり
とはいきません。

車体も重たいので
ブレーキをかけておかないと
勝手に転がりだしますし、
足で踏ん張るのはキツいです。

慣れの問題かもしれませんが
乗ったままだと
サイドスタンドの出し入れも
やりにくいので、
スタンドを出して信号待ちするのは
得策ではなさそうです。

停車中だけ自立するように
ならないかなぁ？

ボタン一つでLMW機能固定、
走り出したら自動解除みたいなのが
あればいいなぁ、と思います。

各部に豪華装備

最近のバイクでは
もはや常識になってきましたが
灯火器類はフルLEDです。

LEDウィンカーが埋め込まれた
ミラーは前方に折り畳むことが
可能です。

まぁ、かなり大きな車体ですから
焼け石に水感は否めないですｗ

LMWの機構があるので
ラジエターの位置は低め。

飛び石対策なのか
コアガードが装備されています。

スクリーンは低く、
メーターバイザーといった感じで
ロングスクリーンが
オプションで用意されています。

シートはホールド性が高く
長く乗っていても疲れにくいです。

ただし、
腰が動かしにくく
足つきが悪いので
信号で停車する前には
前の方に移動して
身構える必要があります。

タンデムシートはスタイル優先で
座り心地はあまり良くないです。

フロントフォークは
伸び、縮み両方の減衰調整が可能。

ブレーキはもちろんABS付です。

フロントマスターシリンダーは
スタンダードなタイプ。

ラジアルポンプで慣れていると
ちょっとコントロールしにくい
と感じました。

リアサスペンションは
プリロードと
伸び側減衰が調整可能。

リアブレーキも当然ABS付です。

そしてクイックシフター

クラッチを切る必要がなく
アクセルを戻すこともなく
シフトアップすることが可能です。

ハンドルはクランク部分が太い
ファットバーを装着

インナーカウル左側には
12V電源が取り出せる
シガーソケットがあります。

電子制御も満載

メーターはデジタル液晶で
各電子制御の表示がされます。

トレーサーほど表示は多くない
シンプルな表示画面です。

マルチファンクションの
メーター部には

• ODOメーター
• TRIPメーター１
• TRIPメーター２
• 瞬間燃費
• 平均燃費
• 水温
• 外気温

これらが表示可能です。

トラクションコントロールは
メーター下のTCSボタンで変更。
停車していないと変更できません。

走行モードの切換えは
右ハンドルスイッチで操作します。

モードはアクセルを閉じていれば
変更が可能で、
３＜２＜１
の順でスポーティになります。

ハンドル左側のスイッチ
ゴチャゴチャしてるｗｗｗ

メーターの
ファンクション切替えに加えて
クルーズコントロールが
装備されているためです。

NIKENはバイク以上なのか？

NIKENは走り出すと
基本的にバイクと操作感覚は同じです。

クロスプレーンコンセプトの
3気筒エンジンは
どの回転域でも力強く
全開にすると恐ろしいほどの
加速力を発揮します。

この点はベースになった
MT-09やXSR900と比べても
遜色がありません。

車体はどしっとしているので
少々荒れた路面でも
乗り心地は良いです。

抜群の安定感で安心感がある為か
コーナーリングでは必要以上に
車体を倒し込み過ぎる気がします。

しかしNIKENは
自立しないので転倒します。

やはりこの点が引っかかる点で
特に立ちゴケや
Uターンでの転倒に対して
全く不安がない。
というレベルに進化してほしい
と思うところです。

市街地

NIKENにとって一番の苦手は
市街地でしょう。

前述した通り足つきが悪く
車体が重いので
信号待ちやUターンは
思ったほど楽ではありません。

そこに加えて幅があるので
すり抜けができません。

強いて利点を言えば
非常に目立つので
人気者になれることでしょうかｗ

高速道路

高速道路での安定感はさすがです
全く不安を感じません。

合流や追い越し時には
クイックシフターで
シフトアップしていき、
巡航速度に達したら
クルーズコントロールをオン。

最新の電子制御機能を
堪能できます。

ただ、
風防性は高くなく
長距離走行では
疲労に繋がるかもしれません。

今回は冬場だったので
特に手が寒く、
つらいと感じました。

オプションのロングスクリーンや
MT-09トレーサーの
ナックルガード流用などで
対応したいところです。

峠道

峠道は思っていた通り
メッチャ楽しいです！

登り下り、路面状況など
ほとんど気にすることなく
ブレーキングと倒しこみができます。

ラインもあまり気にせずに
S字カーブでも機敏に反応してくれて
どんなコーナーでも曲がれそうな
気分になります。

しかし、
ココが危険なところで
NIKENが転倒することを
忘れてはいけません。
限界を超えれば転倒してしまいます。

オーバースピードにならない様に
自制心を保つことが重要です。

またギャップに対しても
小さなものならほとんど影響が
ありませんが、
大きなギャップで
車体が跳ねてしまうと焦ります。

燃費と航続距離

NIKENのガソリンの種類はハイオク。

カタログ上の燃費 WMTCモード値は
18.1km/Lです。

今回私が計測した実燃費は
メーターで6.0L/100Km
給油したガソリンと距離で
算出すると約16km/Lでした。
重量があるせいか
最近のバイクとしては
燃費が良くないです。

タンク容量は18Lで
ガソリンを満タンにして
航続距離は260～290Kmほど
といったところでしょうか。

NIKEN（ナイケン）まとめ

NIKENは
大型バイクの欠点を取り除き
気軽に乗れるようにしたのでは
なさそうです。

楽しく走る為に
コーナーリング性能を
上げまくったバイク
といった印象でしょうか。

私としては初心者に
おすすめはできません。

LMWはバイクの延長線上にある
乗り物だということを
しっかり頭に置いておかないと
過信して痛い目に合うと思います。

それから、
やはりコンセプトの
「ころばないバイク」を目指すのなら
自立が課題じゃないのかなぁ？ｗ

停車時にLMWの機構を
ロックするぐらいの機能は簡単に
できそうな気がしますが
いろいろ問題があるのでしょうね。

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最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。