今回は
友人から譲ってもらって整備した
PCX125
2010年式JF28初期モデルの
インプレをご紹介します。

2021年になって4代目の
PCXが発売開始となり、
古いモデルのPCXは
中古市場で値下がり必須でしょう。

そこで今、
古いモデルのPCXが今、
買いかどうかを中心に
ご紹介したいと思います。

 

入手したPCXは10年落ち

初期型のPCXが
販売開始されたのは2010年。

さて今回手に入れたのは
10年以上も経った
初期型PCXの125ccモデル。

JF28という型式のモデルで
中でもマイナーチェンジ前の
前期モデルと呼ばれるものです。

 

JF28型の前期、後期で
大きく違うのはエンジン。

後期型は
espという低燃費エンジン
を搭載していますが、
カタログ上での数値も
前期と後期とでは
0.2km/Lしか伸びていないですし、
初期エンジンで
満タンにしてから
120km程の距離を走っても
6.1Lのタンク容量で
半分ぐらいまでしか
減っていないので
十分じゃないでしょうか?

前期、後期で
あまり悩む必要はなさそうです。

ちなみに最新型のPCXは
DOHCエンジンになっていて
多少パワーアップして
燃費は前モデルよりも
多少落ちています。

 

不満もあるけど装備は充実

10年前とはいえ装備は
充実しているのでは
ないでしょうか。

また、
不満点もカスタマイズパーツが
現在非常に安く手に入るため
解消するのも難しくありません。

まずはシート下の
メットインスペース
フルフェイスヘルメットが
ギリギリ入る感じ。

インカムを取り付けていたり
形状によっては
入らないヘルメットもあります。

 

収まらないヘルメットや
シート下に荷物がある場合、
フックがシート根元に
ありますが
たいていのヘルメットは
カウルに当たって
そのままでは利用できません。

 

で、車載工具袋にある
ワイヤーを取り出す。

・・・面倒くさい

 

なので
ヘルメットロックを増設

 

インナーカウルには
小物入れがあります。

 

スマホやサイフを
入れるのに便利そうですが
iPhone11PROがギリギリ
フタの閉まるサイズです。

 

私は盗難防止用の
レバーロックを入れています。

 

ブレーキに
ABSは採用されていないものの
CBSという前後連動ブレーキが
採用されています。

 

フロントの
ブレーキタッチは硬めで
レバーも遠いので
調整式の社外品が
おすすめです。

 

標準のスクリーンに
風防性はありません。
走行風が気になる人は
ロングスクリーンを
取り付けましょう。

 

最近のホンダでは
おなじみになった
上下逆さの
ウィンカー、ホーンボタン

もしかして元祖?

 

右側には
アイドリングストップスイッチ

アイドリングストップは
使ってみると
スムーズな始動で
非常に気持ちいいですが、
一部情報によると
バッテリーがすぐに上がるとか。

まぁアイドリングストップしなくても
燃費はいいので
使わなければいいのですけどね。

 

シートはメイン側に
バックレストが装備されています。

これが割と不評で
座ってみると確かに
狭い感じがします。

 

そこで私は
ベトナム仕様の純正品
いわゆるコブなしシートと
呼ばれるシートに変更しました。

 

ノーマルシートも
ベトナム仕様のシートも
シート幅は広いので
座る位置によっては
足つき性が良いとは言えません。

他にもカスタムシートが
たくさん発売されていますので
自分に合いそうなものを
選びましょう。

 

リアキャリアはありませんが
取付用のベースは
ウィング部分に隠れています。

キャリアやリアボックスを
取り付ける場合は
ウィング部分に穴を
あけることになります。

 

とまぁ装備には
多少の不満があるけれど
カスタムで補えることが多いです。

 

中古PCXで注意すべき点

基本的に中古のスクーターは
前オーナーの扱いは悪い。
と考えて良いです。

野ざらし、乗りっぱなしで
整備されていないなど
酷な対応を受けています。

ウチにやってきたPCXは
屋根のあるところに
保管されていたので
まだマシな方かな?

 

なのでブレーキや
足まわりのサビ、固着
こういったところが正常か?

また、修理してもらえるかは
購入時に確認しておきましょう。

そしてPCXは
フロントフォークの
オイル漏れが多いようです。

修理すると数万円の
高額になるので
購入前に確認しましょう。

 

また、PCXの持病とも呼ばれる
クラッチハウジングの音鳴りです。

症状はエンジンをかけずに
リアタイヤを回すと
ギュワーンって音がなります。

これはクラッチハウジングの
ベアリングの劣化が原因で
わりと早い段階でなるようです。

私のPCXも
減速(アクセルオフ)時に
鳴っているような
鳴っていないような・・・

修理すると1万円弱かかります。
気にする人は
納車時にベアリング交換
しておいてもらうのが
良さそうですね。

 

さすがベストセラーな走り

街中では走りに関しては
さすがベストセラースクーター!

といった感じです。

水冷の125ccエンジンは
手持ちのスーパーカブC125
と比べてみてもパワフルで
十分な加速が可能です。

タイヤ外径も大きめなので
路面のデコボコや
すり抜け時にも
安定した走りができます。

燃費も良く、
スーパーカブC125と比べて
ガソリンタンクも6.1Lと大きく
航続距離も長いです。

 

峠道は変速できないですし
登らないことはないけど
グイグイ登る感じでもありません。

まぁ125ccのスクーターですから
こんなもんでしょう。

ハンドリングも軽やかで
不満はありません。

 

まとめ

原付二種の中古スクーターを
探している人には
超おすすめです。

初期型なら現在
店頭でも15万円前後で手に入るので
リーズナブルと言えるでしょう。

ホンダ PCXの価格相場 GooBikeバイク検索

不満点や不具合点は
カスタムパーツや社外品で
改善できるし、
10年前に大流行りしたバイクなので
現在はそうしたパーツが
格安で手に入ります。

下手に新しいPCXを購入するよりも
初期型のPCXで不満点を
改善する方が
良いのではないか?
というのが私の提案です。

バイクの乗換えを考えている人は
バイク王で評判より高く売るマル秘術
コチラも
あわせて読んでみて下さい。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。