レンタル819年間会員
マイガレ倶楽部を利用しての
インプレッション レポートです。

今回は新型カタナ
正式名称KATANAです。

発表されて以来、
特に外観について
賛否が分かれる新型カタナですが
私は割と好きな方です。

そんな新型カタナが
レンタルバイクとして
入荷されたので
早速借りてみました。

乗ってみてもどうだったか
レポートします。

 

批判の標的はハンドル

新型カタナの外観で
最も評判が悪いのは
やはり、
アップタイプの
バーハンドルでしょう。

ニョッキリ上に伸びた
そのフォルムは
セパハン禁止時代に
日本国内向けに発売され、
耕うん機とまで呼ばれた
GSX750Sを彷彿とさせます。

 

2017年に
ミラノショーで発表された
プロトタイプ KATANA3.0でも
トップブリッジに
プレートを取り付けた
セパハンになっていたんだから
ここはみんな期待外れですよね。

ヤングマシンweb:
“KATANA3.0”がミラノデビュー!

 

あと、
せっかくヘッドライトからテールへ
流れる様なデザインになっているのに
やっぱりアップハンドルと
そこに取り付けられたミラーが
台無しにしちゃってます。

 

ハンドルに関しては
アフターパーツメーカーから
既にセパハンキットの発売が
いくつか発表されていますから
セパハンに変更してみたり
低めのハンドルバーに
交換してカスタムするのも
楽しみのひとつ
かもしれません。

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LEDライトや液晶メーター

もはやLEDライトは常識ですね。
新型カタナも当然フルLEDに
なっています。

 

個人的には
ポジションランプ部に
ウィンカーが
来てほしかったなと思います。

もしくは
ウィンカーとポジション兼用が
カッコよかったのでは?
と思います。

 

テール周りも
わりと不評ですが
未来感があって
私は好きです。

 

特にテールランプのLEDは
カッコいいと思います。

フロントも
プロトタイプのまま
丸みを持たせた方が
良かったんじゃないかな?

 

メーターは液晶メーターです。

バックランプが青色で
さらに光量調節がついているので
夜もまぶしくないです。

 

メインキーをONにすると
刀のロゴが表示されます。

 

最近のバイクらしく
平均燃費と瞬間燃費、
航続可能距離が
表示されるように
なっているのですが、
瞬間燃費計がバーグラフなので
運転中に見やすかったです。

 

シフトインジケーターも
付いていて、
回転数に応じた
緑、橙、白のランプを
3段階で細かく設定可能です。

 

最新豪華装備の数々

ベースになっている
GSX-S1000のエンジンは
トルク特性が滑らかで
トラクションコントロールや
ABSなどの
電子制御も装着されているので
大型バイク初心者でも
扱いやすくなっています。

とは言っても
回転数を上げれば
恐ろしいほどの加速をするので
多くのライダーを
満足させることができるでしょう。

マフラーはノーマルでも
なかなかイイ音がします。

Z900RSもなかなかの音でしたが
新型カタナの方がもっと音が低くて
音量は大きい感じ。
もう社外マフラー要らないかも
っていうレベルです。

 

倒立フロントフォークに
ラジアルマウントのブレンボ。

豪華ですね。

フロントフェンダーは
正立フォーク風デザイン。
正立フォークバイクでの
倒立フォーク風デザイン
はよく見かけますが
逆は珍しいです。

 

ブレーキマスターも
ラジアルポンプに
なっています。

 

気負わず乗れるスーパーネイキッド

見た目は
イマイチかもしれませんが
やはりアップタイプの
バーハンドルは
ポジションが楽で
取り回しがしやすいです。

高剛性なファットバーが
採用されているので
しなりはほとんど感じません。

シート高は825mmと
足つき性が悪いと感じた
Z900RS CAFEよりも
まだ5mm高いですが、
シートの形状が良く
車体が軽いので
身長176cmの私の場合は
ちょうどよい高さに
感じました。

 

ちなみにシート下には
なーんにも入りませんw

フックタイプの
ヘルメットホルダーは
2か所設置されています。

 

今回も
街中、高速道路、峠道と
様々な場所を走ってみましたが
新型カタナは
どんなシーンでも
扱いやすい安心感と
回せば速いという楽しさを
高いバランスで発揮していると
感じました。

 

市街地

低回転でも
ギクシャクすることは
全くなく、
車体が軽いので
街中での発進、停車も
ストレスは最小限です。

ただ信号などでクラッチを切って
ゆっくりブレーキをかけていくと、
ABSのせいか軽いジャダーが
ハンドルに伝わってくるのが
気持ち悪かったです。

 

高速道路

高速道路はネイキッドなので
まぁそんなに
期待していなかったのですが
意外と疲労感は少なく感じました。

おそらくですが、
フロントカウルの形状が
風の流れを
うまく調節しているのでは
ないかと思います。

ただフル加速中に
フロントの接地感がなくなり
ハンドルがフワフワするのは
流石に抑えられません。

また加速、伸びともに
性能が十分なのは
大排気量スポーツバイクなので
当たり前として、
3,500rpm付近で
低燃費走行をしていても
推進力が感じられて
気持ちが良かったです。

 

峠道

峠道では期待通り
よく走ってくれます。

ベースになっている
GSX-S1000もそうですが
地面に吸い付くように
安定した走りが楽しめます。

トラクションコントロールの
介入する感じは
ちょうどNinja1000と
Z900RSの間ぐらいで
1段階目は多少
ギクシャクする感じがしました。

3段階で最強にすれば
アクセルさえ開ければ
曲がっていくような
感じになります。

 

新型カタナまとめ

バイクとしての走りは
非常に高いレベルで
バランスが取れており
幅広いユーザーを
満足させることができる
バイクだと思います。

しかしながら
車体価格を確認してみると
1,400,000円(税抜き)と
結構なお値段です。

 

ライバルと思われる
Z900RSが
1,230,000円(税抜き)
Z900RS CAFEが
1,260,000円(税抜き)
という事を考えると
やっぱり高いかな?
と感じてしまい
カスタムしたくなる
突っ込みどころが多いので
もう少し価格は
抑えてほしかったところです。

あと気になったのは、
燃費が実質18~19km/Lで
ガソリンタンクがフルで12Lなので
給油までの航続距離は200km弱
と短めです。

 

確かにいいバクではあるんですが
刀への思い入れや
新型カタナのデザインが
気に入った人でないと
Z900RSやGSX-S1000、Z1000などに
目移りしちゃうかもしれませんね。

以上新型カタナのインプレでした。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。

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