2019年に倒立フォークの装備、
カウル形状の変更、
フル液晶デジタルメーターなど
マイナーチェンジが加えられた
YZF-R25。

以前、試乗車で
マイナーチェンジ前の
インプレはしましたが

マイガレ倶楽部で
レンタルできるようになったので
今回は丸一日レンタルしての
インプレです。

 

見た目が大きく変わったYZF-R25

2019年の春に
マイナーチェンジしたYZF-R25

大きく変更されたのは
フロントフォークが
倒立タイプに変更されたこと。

やはりフロントフォークが太くなると
見た目ががっちりして迫力が出ます。

倒立タイプのフロントフォークは
腰下重量軽減とか
フロント周りの剛性アップとか
その恩恵は色々と言われますが、
サーキットで乗り比べないと
素人が効果を実感することは
難しいでしょう。

 

そしてカウル形状。

マイナーチェンジ前は
逆スラントだったフロントが
スラントノーズになっています。

メーカーはYZF-R1M風だと
言っていますが
YZF-R1Mと比べると
ヘッドライトがデカいので
ちょっとイメージは遠いかと
私は思います。

 

個人的にはMC前の
逆スラントの方が好みです。

 

アッパーカウル中央の
穴は貫通していて
レースをする人たちは
これを利用加工して
エアクリーナーBOXへの
走行風の導風、
つまりラムエアインテーク
の入り口として
利用するそうです。

 

また、カウル形状の変更と
ハンドル位置が下がったことで
最高速がアップしているそうです。

 

メーターは
デジアナからフル液晶の
デジタルメーターに変更。

ギアポジションや燃費計も
表示されます。

見やすいですが
メーターの見た目も個人的には
MC前のデジアナの方が好みでした。

 

乗った印象はMC前と変わらない?

今回は丸一日じっくりと
乗り回してみましたが、
正直言って
マイナーチェンジ前の
試乗車に乗った時の印象と
変わりませんでした。

まずは
とにかくうるさくて
トルク感のないエンジン。

確かに回せば速いのですが
最大トルク回転数10000rpm
最高出力回転数12000rpm
とパワーバンドが狭く
実際に10000rpm付近を
キープして走ってみると
エンジンが壊れそうな
唸り音で不安になり、
ビリビリとした振動が激しく
手もしびれてきます。

またパワーバンドに入っても
トルクの波を感じることはなく
ダラ~っと
加速している感じがします。

以前乗ったCBR250RRでは
最大トルク回転数11000rpm
最高出力回転数12500rpmと
YZF-R25よりも高回転で
パワーバンドも狭いですが、
不安を感じるような音や振動は
ありませんでした。

低回転でのトルク感も
CBR250RRやNinja250と比べて
スカスカした印象。

 

ブレーキも相変わらず
効きが悪い印象。

キャリパーとマスターシリンダーの
組み合わせが悪いのか
かなりフワフワした感じで
制動力も弱めなので
街中などでの急ブレーキには
不安があります。

峠のコーナー前では余裕をもって
ブレーキングし始めますが
その間にエンジン回転数が落ち込み
トルク感を失うので
遅いし、曲がりにくいです。

 

あと、非常に細かい部分ですが
スイッチがなんだかチープ。

操作感もおもちゃみたいです。

 

シートは柔らかすぎず硬すぎず
SS250としてちょうど良いと思います。

 

タンデムシート下は書類ぐらいは
入りそうです。

 

車載工具はシート裏にあります。

 

不満を感じるのは私だけ?

CBR250RR、Ninja250、
GSX250Rと乗り比べてみても
不満点の多いYZF-R25ですが
街中でも峠でもよく見かけます。
人気のある証拠でしょう。

まぁエンジンブン回して
大きな音がする方がいいという人も
いるでしょうし、
あの音がいいという人もいるでしょう。

ブレーキタッチもカチッとしてるのが
嫌いという人もいるでしょう。

実際GSX250Rは私の場合、
ブレーキがよく効くし
ブレーキタッチもすごくいい
と私は思いましたが
貸出店のスタッフさんは
「ブレーキがすぐロックするので
注意してくださいね。」
とおっしゃっていました。

YZF-R25の感覚で
GSX250Rのブレーキをかけたら
ロックすると思います。

・・・でもやっぱり
YZF-R25は全体的に
雑な印象を私は持ってしまいます。

 

市街地

低回転はスカスカだし、
回転数を上げると
騒音が気になるし、
ブレーキングが心配。

街乗りはあまり
向いていないのかもしれません。

 

高速道路

高速道路でも
追い越しをかける場合には
積極的にシフトダウンしないと
加速しないし、
低回転でのトルク不足が気になります。

ただ風防性や安定性は高いです。

 

峠道

問題なく曲がりはしますが
SSらしく攻めた走りを
しようと思うと
高回転をキープしなければなりません。

高回転キープの走りは
ノーマルタイヤでは不安が大きいので
ハイグリップタイヤに変更すれば
もう少しハイペースで走れると思います。

 

燃費と航続距離

今回の走行距離は275.2km

メーターの燃費計は
30.3km/Lでしたが
給油してみると9.73L入ったので
約28.2km/L

タンク容量は14Lなので
一回の給油で
390kmぐらい走れそうです。

 

YZF-R25まとめ

スペックや装備を見ると
申し分のなさそうなSS250
YZF-R25ですが
実際乗ってみると
私は不満だらけです。

今回はGSX250Rと
連日乗り比べたのですが
印象は見事に真逆でした。

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最後まで読んで頂き、 ありがとうございます。